週刊外資系新聞

発刊の辞

外資のマネジャーは孤独である。

6つの外資系企業を渡り歩いてきた私が、20年以上の経験を振り返って、そう思う。

日本には約3千の外資系企業があり、59万の人が働いている。
ニッサンやマツダといった巨大企業を除けば、ほとんどが中小・零細規模である。(従業員数50人未満の会社が7割)。
中小規模の組織では、マネジャーになるためのトレーニングがなされない。
ある日「XXさんが辞めたから、あなた明日から課長ね」という具合に、いきなり管理職になってしまう。
相談相手になってくれる先輩やメンターもいない。

抜擢マネジャーの孤独である。

ヘッドハントで転職をしながらキャリアの階段を上っていく。
外資で成功する一つのパターンである。
だが、ヘッドハントされた新任マネジャーは、敵地に一人で落下傘降下したようなものだ。
上司は忙しくて相談に乗ってくれない。
部下は新任のマネジャーのリーダー振りを冷静に値踏みしている。

転職マネジャーの孤独である。

これは、優秀であるがゆえに孤独な彼ら・彼女らの成功を応援するサイトである。

業種を問わず、外資系に働く人は共通の問題を抱えている。

*リーダーシップを要求されるが、そのためのトレーニングは行われない。

日本企業なら先輩やメンターが教えてくれる「上司術」を、
外資では本人が試行錯誤しながら、もしくは我流で身につけるしかない。そのため、業務を優秀にこなす部下が辞めてしまったりする。そ
れどころか、当の本人が人間関係に疲れて会社を辞めてしまう。

*日本の消費者は安全・安心への希求度が高く、製品やサービスに完璧を求める。

他国では問題の無いような瑕疵が日本では受け入れら れない。一方、本国の本社は「そんな問題は他の国では聞いたことがない。異常なのは日本のお客だ。日本の営業の説明が足りないのだ」 という対応で、日本人マネジャーは板ばさみになる。

*欧米は自己主張の文化と本には書いてあるが、100%真に受けて上司に楯突くと酷い目にあう。

* 日本の労働法を無視した解雇が行われる。

組合がなく、相談相手もいないので、「外資ってヒドい」と泣き寝入りすることになる。

* 外人上司とのトンチンカンなすれ違いが多い。

日本を良く知った外人マネジャーが増えているが、それでも日常生活のトンチンカンなすれ違いは多い。些細なことが大事になり、異文化交流ドタバタ劇と笑ってばかりもいられない。

* やたらとプレゼンが多い。

英語でしなくてはならないし、この上手・下手は評価に結びつく。
こうした外資ゆえの問題を扱った書籍は出始めているが、サイトはまだない。
私の経験を一年2ヶ月のブランク期間に体系化したものを書き綴っていく。
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